結論から言うと、会費制のメンバーシップサービス専用に使っているクレジットカードは、必ずしも解約する必要はありません。年会費の無料条件をよく確認すると、「解約せず残しておくほうが得」というケースが意外とあります。
カードを1枚に集約する原則と、その例外
以前の記事で、メインカードを1枚に寄せる家計運用のメリットをご紹介しました。ただ、この原則を徹底しようとすると、一つ壁にぶつかることがあります。それが、大型倉庫店などの会員制サービスで指定されている専用クレジットカードです。「メインカードに全部寄せたいけれど、このサービスだけは特定のカードじゃないと使えない」という場面は、意外と多いのではないでしょうか。
年会費無料の条件を確認してみる
ここで見落としがちなのが、クレジットカードの年会費無料条件です。多くの年会費制カードには「年に1回以上のショッピング利用があれば、翌年の年会費が無料になる」という条件が設定されています。そして、この「ショッピング利用」の定義に、会員サービスの年会費そのものの自動引落しが含まれているケースがあります。
つまり、メンバーシップの年会費がそのカードから自動的に引き落とされているだけで、「年1回以上の利用」の条件を自動的にクリアしてしまい、カード自体の年会費が無料になる、という構造です。この場合、わざわざ店舗まで出向いて引落しカードの変更手続きをしたり、解約の電話をかけたりする手間をかけなくても、追加コストゼロで「困らない状態」を維持できます。
引落し専用カードとして残すメリット
この「残置」という選択肢のメリットは、主に次の3点です。
- 手続きコストがゼロ: 店舗での同意書提出や、解約の電話連絡が一切不要です
- 二重請求リスクがない: カードを切り替える場合、タイミングを誤ると新旧両方のカードで請求が発生するリスクがありますが、残置ならそのリスク自体が発生しません
- カード年会費が実質無料のまま維持できる: 年会費無料の条件を満たし続ける限り、金銭的な負担は増えません
残置運用で気をつけたいこと
もちろん、注意点もあります。まず、そのカードを財布に入れっぱなしにしておくと、「メインカードは1枚に集約する」という原則がなし崩しになり、結局あちこちで使ってしまいがちです。引落し専用にすると決めたカードは、財布から出して自宅の引き出しなどに保管し、日常の買い物では使わない、というルールを自分の中で明確にしておくことをおすすめします。
また、「使っていないから、もう解約されているだろう」と思い込んで明細を確認しなくなるのも危険です。年会費の無料条件は改定される可能性がありますし、想定していない請求が発生していないかを、月に一度は明細でチェックする習慣をつけておくと安心です。
まとめ
会員制サービス専用のカードは、無理に解約してメインカードへ一本化しなくても、年会費無料の条件を満たしていれば「引落し専用」として残しておくという選択肢があります。財布からは外して日常の意思決定から見えなくしつつ、便益だけを享受する、という考え方です。我が家でも固定費まわりはこうして一つずつ棚卸しをして、無駄な手間とコストの両方を減らす方向で見直しを進めています。通信費についても同じような視点で、契約を残す・整理するを見極める価値があると感じていますので、興味のある方は楽天モバイルの料金プランも一度公式サイトでチェックしてみてください。
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