結論から言うと、固定費の中でも見落とされがちなのが「機能が重複しているサブスクリプション」です。それぞれは数百円でも、同じ目的のサービスを複数契約していないか、一度棚卸ししてみる価値があります。
なぜ「重複」が起きるのか
サブスクリプションは、契約したときには明確な目的があったはずです。ところが時間が経つにつれて、別のサービスに乗り換えた後も元のサービスを解約し忘れていたり、無料体験のつもりで契約したものがそのまま自動更新され続けていたり、といったことが起こりがちです。1つ1つのサービスは数百円から千円台のことが多いため、家計簿を見ても「大きな支出」として目に留まりにくく、重複に気づきにくいのが厄介なところです。
エンジニア的に言うと、これは同じ機能を持つモジュールが複数存在している状態に近いです。単体では動いていても、全体で見ると無駄なリソース消費が発生している。こうした重複は、意識的に「同じ役割のものが2つ以上ないか」という視点で棚卸ししないと、なかなか自分では気づけません。
重複が起きやすいカテゴリの具体例
重複が起きやすい代表的なカテゴリを挙げてみます。
| カテゴリ | 重複が起きやすいパターン |
|---|---|
| パスワード管理 | 有料の専用アプリと、スマホ・ブラウザ標準のパスワード管理機能を両方使っている |
| クラウドストレージ | 複数のクラウドサービスでそれぞれ容量追加のプランに加入している |
| 動画・音楽配信 | 似た系統のサービスを複数契約し、実際にはどちらか一方しか見ていない |
| フィットネス系アプリ | 体験目的で契約した複数のアプリが、利用しないまま自動更新され続けている |
| セキュリティソフト | 端末購入時に付属していたものと、別途契約したものが並行して動いている |
重複を見つけるための具体的なチェック手順
重複を洗い出す際、私は次の手順で確認するようにしています。
1. サブスクの一覧を「目的」でグルーピングする
まず契約しているサブスクを全部書き出したら、金額やサービス名ではなく「何のために使っているか」という目的でグルーピングしてみます。「パスワード管理のため」「写真のバックアップのため」というように整理すると、同じ目的の箱に複数のサービスが入っていることに気づきやすくなります。
2. 直近1〜2ヶ月の利用実績を確認する
グルーピングして重複候補が見つかったら、それぞれのサービスの直近の利用実績を確認します。アプリの利用履歴やログイン履歴が確認できるサービスも多いので、実際にどちらをよく使っているかを客観的な事実で判断します。
3. 標準機能で代替できないか検討する
有料の専用アプリを使っている場合、実はスマホやパソコンの標準機能だけで十分に代替できることもあります。例えば、パスワード管理は端末標準のキーチェーン機能で足りる場合が多く、専用アプリを使い続ける必要が本当にあるかを見直す価値があります。
解約を進めるときの注意点
重複が見つかっても、すぐに解約を進める前に、そのサービス固有の機能やデータの移行方法を確認しておくことをおすすめします。特にパスワード管理やクラウドストレージは、保存されているデータを別のサービスに移してから解約しないと、大事な情報を失ってしまうリスクがあります。解約ボタンを押す前に、まずデータのエクスポートや移行が完了しているかを必ず確認しましょう。
まとめ
サブスクリプションの重複は、1つ1つの金額が小さいからこそ見過ごされがちですが、「目的でグルーピングする」という視点を持つだけで、驚くほど簡単に見つかります。我が家でも固定費の棚卸しをする中で、こうした重複を一つずつ解消してきました。通信費についても、複数回線や複数キャリアを重複して契約していないかという視点は同じように有効で、我が家は結果的に楽天モバイルに寄せることで通信費まわりの重複や無駄をなくすことができました。まだ整理できていない方は、一度ご自身の契約状況を見直してみることをおすすめします。
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