結論から先に言うと、楽天モバイルへの乗り換えは「①電波状況」「②端末の対応」「③今の契約の解除条件」「④楽天回線とパートナー回線の違い」の4点さえ事前に確認しておけば、失敗する確率をかなり下げられます。逆にこの4つを飛ばしていきなり申し込むと、「思ったより電波が入らない」「端末が使えなかった」といった、後から後悔するパターンにはまりがちです。

私自身、システムエンジニアという仕事柄、新しいサービスに切り替えるときは「事前検証」を欠かさない性分なのですが、それでも家族分のスマホをまとめて乗り換えたときには、確認不足でヒヤッとした場面がありました。今回はその経験も踏まえながら、契約前にチェックしておきたい4つのポイントを整理してお伝えします。

① 自宅・職場・通勤経路の電波状況を確認する

まず一番大事なのが、自分がよく使う場所での電波状況です。楽天モバイルは公式サイトにエリアマップを公開しているので、自宅の住所や職場周辺、通勤・通学で使う駅やルートを実際に検索してみることをおすすめします。

私の場合、自宅は問題なく楽天回線エリア内だったのですが、実家に帰省した際に電波がやや弱いエリアだったことがあり、両親のスマホを検討していたときに「これは事前に調べておいてよかった」と感じたことがあります。エリアマップ上は「対応」となっていても、建物の中や地下では体感が変わることもあるため、可能であれば口コミやSNSでの評判も合わせてチェックすると安心です。

エンジニア的な視点で付け加えると、電波状況は時期によっても更新されるものなので、数ヶ月前に見た情報を鵜呑みにせず、契約直前にもう一度最新のエリアマップを確認する習慣をつけておくとよいでしょう。

② 使う予定のスマホが動作確認済みかを確認する

次に見落としがちなのが、今使っている端末、あるいはこれから使いたい端末が楽天モバイルの動作確認済み端末になっているかどうかです。特にSIMフリー端末や、他社で購入したスマホをそのまま使う「持ち込み」の場合は要注意です。

動作確認済み端末リストは公式サイトに掲載されており、メーカー名・機種名で検索できます。ここで確認すべきなのは「使えるかどうか」だけでなく、「テザリングに対応しているか」「デュアルSIMで運用できるか」といった細かい機能面です。私は家族用にiPhoneを使い回す予定だったのですが、SIMロックの解除状況を先に確認しておいたおかげで、契約後にスムーズに切り替えることができました。

もし動作確認済み端末に該当しない場合でも、実際には利用できるケースもありますが、通話やデータ通信に不具合が出ても自己責任になる点は理解しておいた方がよいと思います。不安な方は、この機会に対応端末への機種変更もあわせて検討するとよいでしょう。

③ 今契約している回線の解約条件を確認する

見落とすと家計に直結するのがこのポイントです。現在契約している携帯電話会社によっては、解約金や契約解除料がかかる場合や、端末の分割払いが残っている場合があります。乗り換え前に、今の契約内容を必ずマイページなどで確認しておきましょう。

具体的には以下のような項目です。

  • 解約金・契約解除料の有無と金額
  • 端末代金の分割払いの残債
  • 契約更新月かどうか(更新月以外だと違約金が発生する契約プランも一部残っています)
  • MNP(電話番号そのままの乗り換え)に必要な予約番号の取得方法と有効期限

MNP予約番号には有効期限があるため、取得してから手続きを先延ばしにしすぎると、再取得の手間が発生することもあります。私が乗り換えたときは、番号を取得してから少し忙しくなってしまい、有効期限ギリギリで手続きをすることになったので、取得後はできるだけ早めに申し込みまで進めることをおすすめします。

なお、契約解除に関する条件は各社・各プランで異なり、法改正などで内容が変わることもあるため、必ず現在契約中の会社の公式情報で最新の条件を確認してください。

④ 楽天回線とパートナー回線(au回線)の違いを理解しておく

最後に、意外と誤解されやすいのがこのポイントです。楽天モバイルは自社の「楽天回線」に加えて、楽天回線がまだ十分に整備されていないエリアでは、提携先の回線(パートナー回線)を利用する仕組みになっています。

エンジニアとしての視点で言うと、これは「どちらの回線を使っているかによって、通信の条件や速度の体感が変わりうる」という点が重要です。楽天回線エリアであれば基本的にデータ通信を安定して利用できますが、パートナー回線エリアでは月間のデータ利用量に一定の制限が設けられる場合があります。この条件はプランの見直しによって変更されることもあるため、契約前には必ず最新の公式情報でパートナー回線利用時の条件を確認しておきましょう。

また、自分の生活圏がどちらの回線エリアに該当するかは、①でご紹介したエリアマップで色分けされて表示されているので、合わせて確認しておくと安心です。「楽天モバイルエリア=全部同じ条件」と思い込んでしまうと、想定と違う通信環境に戸惑うことになりかねません。

まとめ

今回は、楽天モバイルへの乗り換え前に確認しておきたい4つのポイントとして、①電波状況、②端末の対応、③今の契約の解除条件、④楽天回線とパートナー回線の違いをご紹介しました。

どれも特別難しいことではなく、公式サイトや現在契約中の会社のマイページで数分あれば確認できる内容です。ただ、この確認を省略してしまうと、契約後に「こんなはずじゃなかった」と感じる原因になりやすいのも事実です。共働きで日々忙しくしている私自身、事前のひと手間を惜しんで後で慌てるより、最初にきちんと調べておく方が結果的に時間の節約になると実感しています。

これから乗り換えを検討されている方は、ぜひこの4つのポイントを一つずつチェックしてから、ご自身やご家族に合った契約内容かどうかを判断していただければと思います。